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梅雨の寝具

June 9, 2018

 

関東地方は6月6日に梅雨に入ったそうです。

「棒がいっぽんあったとさ」で始まる絵描き歌は「六月六日に雨ざあざあ降ってきて‥」と続きますが、その夜の駒沢辺りはその通りの結構な量の雨が降りました。日本気象協会によると「関東甲信は平年より2日早い梅雨入りです。」とのことだったので、平年は6月8日ということになるんですね。

 

ところで天気予報で良く耳にする「例年通り」や「平年並み」という言葉。わかったような気になっていたけれど、説明するとなると難しい。違いはあるのかと思って調べてみると、「例年通り」という言葉は国語事典などでは「いつもの年のように」とわかるようなわからないような。でも「平年並み」は気象庁でちゃんと定義があって、過去30年間の平均値を平年値と呼んでいる(らしい)。その算出方法は例えば気温でいうと、過去30年間の平均気温を低い順から並べてそれを10年ずつ3つに等分した真ん中のグループの気温の範囲が「平年並み」の気温、ということになる(らしい)。さらに10年ごとに30年の範囲が更新され、『2021年になると1991年~2020年の値に更新されます。』とのこと。(数字に弱いので間違っているかもしれません汗。気象庁のHPにすごく詳しく説明がありますのでそちらでお願いします‥) http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kisetsu_riyou/class/rank.html

 

ただ、平年並みといってもたかだか30年の間の統計なのだし、最近割とよく聞く「気象庁の観測始まって以来の豪雨っ!」なども、日本で観測所ができたのが明治5年(1872)とのことなので、150年以上前にあったことは記録としてないだけで、ずっと前から日本の国はあったのだからそんな騒ぐようなことでもないのかもしれないのかも。

だから、ほんの30年の統計をもとに何月はこのくらいの気温のはず、などというのも参考程度に。 

統計やたくさんの情報をもとに問題を絞り込んで対策を施したり結論を出したりというのもすごく大切と思います。でも、たまには長~く見たり広~く見たりして、こんなこともあんるだねー、と遠い目で意識をふわっと軽くすることも結構大切じゃないかな、と思ったりもします。 

 

 

 これからしばらくは蒸し蒸しして過ごしにくい季節。特に就寝時は気温も高かったり低かったりで温度調整も大変です。最近は冷たく感じたり暖かく感じたりする化学繊維が季節ごとに開発され、寝具としても良く見かけますが、

梅雨のように湿気があって寒暖の差が割とある、などという中途半端な季節はなかなかフィットしない気がします。

やはり自然素材(コットンやウールそれに羽毛)に手が伸びるんですね。 それはそれぞれが実際の環境の中で適合し、生き抜いてきたものを信頼したい気持ちが働くから。               

 我が家の場合でいうと、敷布団またはベッドのマットにはウールを。 ウールは南極大陸を除く全ての大陸で生息しています。通気性良くて熱伝導性が低い、吸湿性が良い(汗になる前の人体から発散する水蒸気の段階で吸う性質。コットンの約2倍)、汚れがつきにくい(表面が人間のキューティクルに近い膜で覆われている)などの性質があり、弾力性が高いのも特徴です。掛け布団には羽毛。主にユーラシア大陸で生息するガチョウやアヒルから採取します。吸湿性と保温性に優れていますが、何と言っても空気を含む量が桁違いに多いので軽くて保温性が素晴らしい。

 このようにウールも羽毛それぞれに素晴らしい機能が沢山ありますが、そもそもはそれぞれの個体を守るために年月をかけて進化し備えられたもので、人間のために作られたものではありません。(羽毛については布団になる経緯に抵抗はありますが、かれこれ20年近く使っているものもあるので、罪滅ぼしはできているかと勝手に思っています。余談ですが、約30年前に母親に送ってもらったウールの敷布団、今は木製ソファ用のマットに仕立て直して使用しています。(どちらも本人(ガチョウと羊)以上に長生きしている。))

 そしてこれらのカバーリングは断然コットン。通気性が良く、吸水性が良く、お洗濯にも強い。また、繊維が細く直接肌に触れてもチクチクしない。コットンが取れるワタの木は亜熱帯から熱帯の地域で生息し、繊維が取れるだけではなく、油も取れるなど様々な用途に使える有用な植物で、古代から栽培されていますね。

 と、梅雨に使う寝具のことを書いていましたが、よく考えて見たら狭いマンション暮らしの我が家は年中ほとんど変わらずでした‥。冬用の厚い羽毛布団をオフシーズンにクリーニング屋さんに預けてしまうくらいで、本当に省スペース生活です笑。

 

 

 

とりとめのないことばかり書きました。

何を言いたいかというと、目先の目的や目標だけに囚われず、もう少し広く長い目で物事を考えると、なんだかんだそれぞれの地で続く長い歴史の中で自然に生み出されたものが一番汎用性があるのではないか、ということです。

最近読み始めた『生活の発見』ローマン・クルツナリック著 フィルムアート社。まだ序文だけですが、色々な気づきが潜んでいます。 

 

さて、明日は最高気温が今日よりも10度も低く、20度の予報。

着るものについては悩ましい季節が続きます。

 

ウールについてはこちらもどうぞ

 

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