Tiny knotsが取り扱っているキリムや絨毯は多くが羊毛を材料とし、イランの古くから伝わる方法で織り上げています。

 

それはペルシャ絨毯の原型とも呼べるもので、基本的な技法は昔と全く変わりません。元来キリムや絨毯は西アジアや中央アジアの乾燥した地域で遊牧生活を送る人々が、自分たちの暮らしを守るために飼っている羊やヤギやラクダの毛で織り、使っていたもの。

 

Tiny knotsではそんな普段の生活に使うための手織り絨毯やキリムを扱っています。ですから、とても丈夫でお手入れも普段は埃を落としていただくだけで十分。絨毯やキリムは遊牧生活という日本よりもはるかに厳しい住環境に耐え、暮らしを守ってきた堅牢なものだからです。

 

キリムや絨毯は使えば使うほど、一つ一つ結んだ織り目が絡まりつながって、ひとつの絵のようになっていきます。

イランではイスラム暦のお正月を迎える前の家の大掃除をするとき、気を固く絞った雑巾で磨くように絨毯を拭くのだそうです。

そうすることによって羊毛に含まれている脂によって艶が増し、色に深みが出てくるのです。更に5年、10年と使い続けていけばいくほど毛糸は艶めくと同時に擦れていくことで柔らかくなり、見た目の美しさだけではなく、その優しい手触りや使い心地に手放せなくなってしまうのですね。

 

そんな長い年月優しく家族を見守る絨毯、探してみませんか。