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『花森安治の仕事 ― デザインする手、編集長の眼』 世田谷美術館 に行ってきました。(再掲)


火曜日は近所に住む友達と世田谷美術館へ行ってきました。 お目当は企画展の『花森安治の仕事 ― デザインする手、編集長の眼』。 「暮らしの手帖」の創刊者であり編集者だった花森安治のライフワークを紹介しています。

東名用賀インターに隣接した砧公園の中にあって、公共の交通機関では 決して便利なところではないのですが、多くの方達が訪れていました。 本当の目的(笑)のレストランでのランチは満員で断念。

自分が幼い頃から見慣れていた「暮らしの手帖」の表紙。 実際に雑誌を読んだ覚えはないのですが、高校生の頃の愛読書がなぜか「暮らしの手帖」に連載されていたエッセイを集めた本、「すてきなあなたに」でした。 自分ながら渋すぎると思う笑‥

自分が想像していたよりも骨太で見ごたえのある企画でした。 編集者、グラフィックデザイナー、ジャーナリスト、コピーライターと本当にマルチな才能のある人だったのですね。 大政翼賛会の広告のコピーを書いていたとは驚きでしたが、その文面はその当時の状況を知らないからでしょうか、文字だけが浮いて見えて、自分には上手く飲み込めませんでした。 反面、イラストは懐かし情景と今でも変わらない景色を描いたものが沢山あって、何回も身が沁みる思いをしました。

驚いたのは、戦後しばらくは「暮らし」という言葉は使うのを避けられたという解説があったこと。 「くらい(暗い)」に音が似ている→戦時中の暗い世の中を連想させる、ということからだったそうなのですが、 最近良く目にする「暮らし」という言葉ですが、そんな目にあっていた時代があったとは‥。

この企画展から 「日々の暮らしが未来に繋がるものとなるのだから、 毎日色々なモノゴトに目を逸らしてはいけない。」ということを感じました。 ついついしてしまう無駄な夜更かしや甘いお菓子の食べ過ぎには気をつけたいと思います。(真剣)

『花森安治の仕事 ― デザインする手、編集長の眼』 世田谷美術館

https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

たまたま、用賀のディスカウントスーパーで買った、お徳用マッチが図録に。

今もデザインが変わらないんですね。

掲載した文章を誤って消去してしまって、一時写真のみと成っておりましたが、

奇跡的!に下書き文章が見つかり、再掲させていただきました。

(ブログ掲載時に下書きから多少の手直しがあったようで、完全にオリジナルではありません)

2017.4.9

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