
オールドキリム・リビングサイズ (品番/ok13470)
イラン北東部ケルマン州にあるシルジャンで織られたスマックキリム。
濃淡の茶の静けさに赤も藍も主張を和らげ、矢模様に囲まれて重なる帯模様はやわらかな輪郭につられるようにゆったりと曲線を描き、花を思わせる大小の幾何学模様はゆらゆらと浮かんでいるかのよう。羊毛の色そのままのベージュから始まる茶のバリエーションは実はよく見て見れば、その多くは藍や紫、オレンジの染め糸が褪色し、まろやかに変化したもので、他にも赤や緑や水色もトーンを落として周囲に溶け込みながら彩りを添えています。程よい糸の太さで一目一目丁寧に進められた織り目は、整然と並ぶ、ともすれば単調になりがちなモチーフにめりはりを与えています。
1980年代に織られたとのことですが、表面はまだ細かな糸の毛羽立ちが見られ、それほど使い込まれた様子はありません。傷みや補修跡はなく織られた当初の状態を保っていますが、モチーフに紛れた影のような洗っても落ちなかった染みが2箇所ほど見られます。(画像ご参照ください)
堅牢な織り地は糸の重なりだけで厚みをつくり、持ち上げてみると見た目以上の重みを感じ、床にしっくりと落ち着きます。しっとりとした佇まいは、例えばリビングや書斎など、間接照明からの仄暗い空間に敷けば重厚の中に潜む優美さを感じることができるでしょうし、ダイニングやファミリールームに敷けば様々なモチーフの隠れた色合いの奥深さをさりげなく楽しめることでしょう。
*スマックとは…平織りの経糸(たていと)部分に別の色糸を斜めに巻きつけながらモチーフを織り込む技法で、高い技術と手間を要します。丈夫でやや厚みをもった表地はつづれ織りのようなスリットはなく均一です。複雑に民族が絡み合う地方の流れを汲む、抽象的でユニークなモチーフで構成されていることが多く、西欧諸国のコレクターからも高い評価を得ています。 *商品写真につきましては、できるだけ実物に忠実に掲載するよう心がけておりますが、PC環境や撮影状況によってはお客様が実際手にとられたものとイメージが違う事がございます。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。(画像をクリックすると、拡大できます。)
*キリムについての詳しいご案内も御覧ください。
梱包及び送料:¥800
詳しくはこちら(ご購入後の流れについて)をご覧下さい。
