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お変わりないでしょうか。

花粉症の方、今年は特に大変そうですね。どうぞお大事に。

私は小さい頃からアトピー性湿疹持ちでした。

その痒さといったらもうすごいもので、汗のたまりやすい膝の裏などは血が出るまで掻きむしるほどでした。それをなんとか止めようと母に両膝を包帯で巻かれたり笑。お医者様で出される薬がとっても独特な匂いで、しかも周囲に匂いを振りまいていた記憶があります。今でもあんな匂いは嗅いだことがありません‥

とそんな話はさておいて。

原毛のまま(生成り)の羊毛で織ったキリム

アレルギーといっても千差万別。

でも、原因が少しでもわかっているのであれば、それをできるだけ軽減したいもの。

もしハウスダストや花粉が原因、ということであれれば、ウールのラグをお使いになってはいかがでしょう。

ウールは内部に湿気を貯めることができて(その吸湿率はコットンの1.7倍ほどなんです) 静電気が起こりにくいので、むやみに埃などを引き寄せることはありません。

自然に発生して落下する埃などは表面が細かい鱗のような構造になっていて軽く受け止めてくれることから、

ウールのラグをフローリングの上に敷けばふわふわと隅に溜まる埃も少なくなりますね。

ドイツの幼稚園では子供たちが過ごす部屋にウールの絨毯を敷いていると何かの本で読んだことがあります。その理由は柔らかく転んでも怪我をしにくい、色彩感覚が養われるなどと共に靴についた土埃などが舞うのを防ぐ効果も亜あるからだそうです。

住生活ではウールは耐熱性が高い、燃えても部分的に炭化して燃え広がりにくく、調湿・吸音効果がある、また衣生活では人の体を守るものとして、そして食生活では乳から肉まで余すことなく使うことができるなど、自然素材の中でも特に人間の生活になくてはならないものです。(ちなみに牧羊は紀元前6000年頃から行われていたそうです。また、ウールの敷物で発見された最古のものは紀元前2000頃のものだそうですが、ウールは還元性(土に還る性質)があるので、実際織り始めたのはもっと前だと思います。)

絨毯やキリムなどのように現在まで4000年以上も使われ続けているものって、なかなかないのではないかと思うんですね。(今後社会の移り変わりがますます加速していくと予想されているなか、今あるもののうちで5年後10年後に残っているのはどれくらいあるのでしょうか。)

絨毯やキリムなどの敷物が続いている理由ってなんだろう?とずうっと考えているのですが、

いまだに答えが見つかりません‥

そうそう、日本では今年生まれた子羊が元気に外遊びを始める頃になりました。

ウールについての参考サイト

日本毛織株式会社

http://www.nikke.co.jp/business/Lines_1/wool/

ウールマン 笑

http://www.nikke.co.jp/business/Lines_1/woolman/index.pdf

3月17日に記事を追加いたしました。

染色されていない原毛で織ったギャッベ絨毯

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