サイズ(縦×横):約210cm×141cm
素 材 :羊毛
カラー :ミックス
原産地 :イラン(イラム産)
取り扱い方法:別ページの『キリムのお手入れ方法』をご覧下さい。
*在庫整理の為、価格を下げて販売いたします。1960年代にに織られたものとのことで、擦れや洗っても落ちなかった汚れや擦れや傷みの補修箇所がございます。手触りはややごわつき、ワイルド感溢れる状態ですので、野外・ベランダ・店舗やガレージなどに敷いていただ
*店頭販売価格¥154,800→outlet価格¥61,600
こちらはオールドラグの為、実物をご確認頂きたく、web shopではご紹介のみで、実店舗での販売となります。システムの関係上、「在庫なし」となってる場合がありますが、商品名の先頭に【在庫◎】と表示があり、各商品ページにて店頭販売価格の表示があるものは在庫がございますので、こちらまでお問い合わせ下さい。ご面倒をお掛けしますが、よろしくお願い致します。
outlet 店頭在庫あり/ キリム・リビングサイズ (品番/ok11246)
家族のために織り、大切に受け継がれてきたキリム。時間と共に増していく風合いはこの世に1枚しかない特別なもの。
赤や青のインクをぽとっ、ポトっと落としたような水の中、幾つもの少し歪みのあるひし形モチーフはまるで月か星が変身し、浮遊しているクラゲのような不思議なモチーフ。このキリムが織られたイラン西部に位置するイラムの町はイラクの国境にも近い乾いた山がちな土地ですが、所々にある水源の水面にゆらゆらと映った月を写し取ったのでしょうか。(クラゲは漢字で「海月」とも書くのですね。)
イランがまだ王朝だった1950年代に織られたというこのキリム、おそらく当時は各地で営まれていた遊牧生活のテント内で使われていたと思われます。織られた当初ははっきりした色合いだったと思われる赤や青の染めは十分に使い込まれ、少しずつ羊毛そのものに戻っていくかのように淡くなり、ゆったりとした時の流れを感じさせます。
傷んだ部分を何回も仕立て直し、補修の跡や洗っても取れない汚れはあるものの、ウールの経糸は同じ素材の緯糸に比べて細く、隙間なくしっかりと詰まった織りは室内よりもベランダやガレージ、バックヤードなどのラフな空間にぴったり。
自然の厳しさに対処しながらも、ゆったりと身に任せて暮らしていた風景が目に浮かぶような一枚です。
*綴れ織とは…平織りの一種で、最もシンプルな織り方。緯糸のみで文様を出す為に経糸が見えないように打ち込まれ、文様の境目は折り返して織るため、二色の境界でたて糸に沿って間隙ができます。エジプトで出土したコプト織など、紀元前には既にこの織り方が広まっていたといわれています。
*商品写真につきましては、できるだけ実物に忠実に掲載するよう心がけておりますが、PC環境や撮影状況によってはお客様が実際手にとられたものとイメージが違う事がございます。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。(画像をクリックすると、拡大できます。)