キリム・ラグサイズ（品番/ 16088c）

イラン第二の都市、マシュハド（マシャド）のある北東部のホラサーン州の小さな町、カラートで織られたキリム。フリンジを束ねて三つ編みにした手の込んだ仕上げはアクセントになると共に、糸が擦れて痛むのも防ぎます。

今でもほぼ草木染めの毛糸で隙間なく独特の文様を繰り返しながら織み進まれています。紋様の色を変える部分にくると、表に出ないほうの色糸が編み物のように取り込まれ、裏側に隠すように渡す作業を繰り返していきます。裏側をひっくり返してみると、何本もの糸が渡っている分、単純な平織りのものよりも厚みがあり、踏むとわずかなクッション性が感じられます。それぞれの辺の近くはジジム織りといわれる縫い取り式の方法で織られ、繊細な連続模様の地に太い糸がアクセントを与えています。

カラートで織られるキリムはレンガ色から茜色の色糸がよく使われるのですが、こちらは藍染を何回も繰り返した濃紺。イランの中では雨も多く比較的温暖な気候が生み出す渋い色合いは、フローリングはもちろんのこと、コンクリート打ちっ放しの壁や和の空間など、どんな場所でも馴染むことでしょう。　

*商品写真につきましては、できるだけ実物に忠実に掲載するよう心がけておりますが、ＰＣ環境や撮影状況によってはお客様が実際手にとられたものとイメージが違う事がございます。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。(画像をクリックすると、拡大できます。)

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