ギャッベ・リビングサイズ15142

サフランの黄色にインディゴの青、手で紡いだウールをそれぞれの色の釜に交互に浸してグリーンの糸ができあがります。　染料もウールも自然のものですから同じ色、質感のものが再び出来上がることはほぼありません。　このサイズともなると、羊の毛は個体差によって違いますが、2～3頭分だと思われますので、同じ調子で織ることはまず無理ですし、織っている本人も機械ではあるまいし、単調すぎて面白くありません。　
この大きなギャッベは何を考えながら織られたのでしょう。　下の方の子供と草花とヤギ、上の方にも同じ組み合わせで何やら戯れている様子。　春は短いながらも草がカーペットのように広がります。そんな時に織り仕事をしながらふと顔を上げて見えた子供たちの姿なのかもしれないと、想像が広がります。

何回も釜に入れてしっかり染まったグリーンが羊のしっとりとした質感を引き立て、光に当たってほんのり輝いています。　見る角度によって緑の陰影が変化し、大地のさざ波を表しているようにも見えます。
目に優しく気持ちが落ち着くような深く穏やかなグリーンはリビングなどのくつろぎの場にぴったりでしょう。　手触りも柔らかくそのまま寝転がったり、皆でカードケーム（懐かしい！）なども良いですね。

*商品写真につきましては、できるだけ実物に忠実に掲載するよう心がけておりますが、
ＰＣ環境や撮影状況によってはお客様が実際手にとられたものとイメージが違う事がございます。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
*ギャッベについての詳しいご案内も御覧ください。
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