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​Tiny

ちっぽけな、ちっちゃな、とても小さい

 

knot

結び(目)、(装飾用の)結びひも、ちょう結び、

飾り結び、縁、きずな、群れ、集団、一派、(筋肉の)こぶ、節

紀元前数千年の昔から織り継がれてきた絨毯やキリム。

その起源は中央アジアもしくは西アジアとされています。

イランではその流れを汲んで、手織り物は現在でも手工芸品として広く流通しているほか、手作りの家庭生活用品として織り継がれている地域もまだあります。

羊や山羊を飼い、その毛で糸を紡いで身近な植物でカラフルな色に染める。

そして、簡単な機具で家事の合間をみては家族の為に織っていく。

そんな素朴な営みは私たちが置いてきてしまった何かを感じさせてくれます。

しかし様々な環境の変化は彼らの生活にも確実に影響を与えています。

自動車、政府の方針による遊牧民の子供たちへの教育、若者の町への流出など、

遊牧民は減り、それに伴ってその地に生息していた羊も少なくなっているそうです。

このような流れは止められるものでもありませんが、昔から続くゆったりとした生活や自然のめぐみに敬意を払い、見守りたいと思っております。

​のポリシー
1 ​自然のめぐみや伝統に敬意をはらう

とはいっても、一括大量仕入れ、買い叩いたり、経費を削りに削って…、ということではありません。

羊を飼う人から家でお使いいただく方まで、すべての人々がお互いに尊重できる関係を築く、という観点から、商品を一枚一枚丁寧に選んでおります。

日本への輸送は空輸で行っております。運賃だけでみれば船便よりも高額ですが、「時間が掛かる」、「湿度の高い船底に荷物室があることによる湿気や虫害」、「多量に運ぶ為に商品の回転が悪い」、というリスクを避け、より良い状態でフレッシュなギャッベをお届けできることは、むしろ効率的であると考えております。

​2 無駄を省く

靴を脱ぎ、床に座り、清潔好き…。

イランでも靴を脱ぐ生活をする家庭は多いそうですが、日本人ほどきれい好きな民族はいないのではないでしょうか。お客様から、現地のバザールで織物を買って、帰国して家で広げてみたら砂だらけだった… というお話を伺った事があります。

私どものあつかう手織りラグは、2回の洗浄を現地の業者にお願いしています。

特にギャッベにつきましては、、トリミング(刈り込み)の厚みは素足での踏み心地やお掃除のしやすさを考えてカットしてもらっています。欧米向けのギャッベは靴で歩きやすいよう薄いものが主流ですが、このように日本特有の生活スタイルに合ったギャッベをご紹介できるのも、直輸入ならではだと思います。

また、日本の気候と空気感に馴染むような色と風合いに気を配り、和の空間でもお使いいただけるような抑えたトーンのものを多くセレクトするように心がけております。

(とは言っても、西アジアらしいカラッとした明るさのものもついつい楽しくなって選んでしまいますが‥)

​3 日本の生活に合ったもの
​KOMAZAWA SHOP

​Tiny knots 実店舗のご紹介

(​現在は営業しておりません)

目黒通りから東急世田谷線、世田谷駅近くの世田谷通りまでの約5キロメートルの駒沢公園通りは、賑やかな駒沢オリンピック公園前付近とは対照的に首都高速道路をくぐり抜けるあたりから、普段の生活のにおいを感じる通りと変わっていきます。

通りに沿った少しの店以外は殆ど住宅が並ぶこの辺りは、バスや車の往来はありますが、平日は通勤通学で急ぐ人が足早に過ぎ、週末は駒沢公園までランニングしたり犬を連れて散歩したりする人が行き来する、そんな道です。そのような場所に縁あって店を構えることになりました。

扱っているアジアの西端に位置するイランの織物はとんでもなく個性的で雄弁なものですから、彼女または彼らの言い分を自由に感じていただきたいと思い、シンプルでオープンな空間作りを目指しました。数え切れないほどのアドバイスをいただきました方々には改めて感謝申し上げます。

内装についてはこれまた縁あってお願いすることになった千葉外房のアーティストとしてもご活動されているお二人のマルチ大工ユニット、「TANA(ターナ)」さんが手がけて下さったり、シンプルなのに実は細部に何やら仕掛けのある温かい空気が漂う場となり、毎日居心地の良さを実感しています。

少し下町のような親しみのある雰囲気も持ったこの辺りに馴染むちょっと変わったオープンルームのような存在でいたいと思っております。

​Tiny knots 実店舗

​現在は営業しておりません

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